抗体を安価に入手するには -非営利団体DSHBの活用法-

研究費を獲得するのも基礎研究者の大事な仕事とはいいますが、限られた研究資金を活用するにはなるべく安価に抗体を手に入れたいところです。

 

以前まとまった量の抗体が必要で、基礎教室の教官の先生と相談してPax7抗体をこちらの団体から購入したことがあります。

 

Developmental Studies Hybridoma Bank

http://dshb.biology.uiowa.edu/

アイオワ大学がNIHの資金で設立した非営利団体が運営していて、抗体が$40−$200と安価で手に入ります。

 

僕が注文した当時(2013年)、pax7は$50で、送料$35と合わせて$85でした。注文から10日程度で、冷蔵されたまま空輸されて届きました。


実は安価過ぎてあまり期待していなかったため、Abcam社の数万円の抗体も手に入れていました。同時に免疫染色比較しましたが、全く遜色ないものでした。


支払いはクレジットカードのみなので、公的研究費で支払う場合は校費用のクレジットカードの準備が必要かもしれません。


抗体が必要な際は検討してみてください。

 

2015-11-25

自己紹介

飛田 哲朗 Tetsuro Hida

名古屋で脊椎外科医の仕事の傍ら、サルコペニアの研究をしています。

2017年-2018年 アメリカのサンディエゴに、家族連れで臨床留学しました。 

 

好きなテレビ:

未来世紀ジパング

 

池上彰さんが出る回とか、最高ですね。テレ東経済番組の面白さは安定してます。

 

好きな映画:

アメリカのSF映画。遺伝子エリートと雑草魂の葛藤がたまりません。同じアンドリュー・ニコル監督の「In Time(タイム)」もいいですね。

 

息子の難病の治療法開発を試みる銀行家の父の、実話を元にした物語。熱意と戦略がそろえば誰でも治療法開発に携われる可能性があるんですね。

Follow-up of 89 asymptomatic patients with adrenoleukodystrophy treated with Lorenzo's oil

論文のラストオーサーが父親。

 

 

NYのイタリアンレストランのある一夜が舞台。料理漫画の傑作「バンビ〜ノ!」全巻がこの1本に詰め込まれたような中身の濃さ、事件だらけです。イタリア料理好きにはたまらない数々の料理、ガーリックオイルが恋しくなります。

 

好きな飲み物:


最近はアメリカのマイクロブリュワリーと呼ばれる小規模ビール工房の地ビールにはまっています。

 

サンディエゴにあるBallast Point という醸造所のSculpin (Indian Pale Ale)というとても味が濃くてフルーティな種類のビールがお気に入りです。

 

 

 

リンク

朝日新聞、 「筋肉少なく肥満、高齢者の1割 名大、北海道の323人分析」(平成26年6月3日夕刊)

八雲町での疫学調査を取り上げていただきました。

名古屋テレビ UP! 注目ニュース「サルコペニア肥満」

2013年8月2日に放送された内容です。僕の研究を取り上げていただきました。とてもわかりやすくまとまっています。

 

リハビリテーション栄養・サルコペニア(筋減弱症)

サルコペニアのエビデンスが集積しています。勉強になります。

 

整形外科 論文ナナメ読み (JBJSなどなど)

JBJSの要約がまめに更新されています。抄読会のネタ探しにぴったりです。

整形外科医のための英語ペラペラ道場

英語論文を書く際の道しるべです。

整形外科医のブログ

整形外科臨床にとどまらず経済学にも詳しい記事が参考になります。